『チーズはどこへ消えた?』要約【なぜか全てがうまくいかない、そんなときにおすすめの本】

 

 
なぜか最近上手くいかない。どうしたらいいのだろうか?
そんなときの大きなヒントをくれるのが本書です。

全体としては1時間ほどで読み終わる内容で、物語形式で書かれているのでとても読みやすいです。
そして人生におけるシンプルで非常に重要な考え方を教えてくれます。

では、内容をポイントを絞って説明します。



 

本書のおすすめ度

読みやすいか? ★★★

→全体的に短く1時間ほどで読み終わる内容で、とても読みやすいです。

実際に役に立つか? ★★☆

→どんな場面でも役立つ内容です。実践的というよりは考え方のお話になります。

 

 

あらすじ

簡単にあらすじを説明します。

場面① ある集まり

物語は、社会人であるメンバーたちが高校のクラス会で久しぶりにランチをしている場面から始まります。
一見成功しているように見えているメンバーも含め、みなそれぞれの問題を抱えているということがわかります。
そこで一人がある物語を知ってから、すべてが変わったと話します。
その物語が「チーズはどこへ消えた?」という物語です。

 

 

場面② チーズはどこへ消えた?

ある国に、二匹のネズミと二人の小人がいました。
彼らはいつも迷路でチーズを探していました。食料にするため、幸せになるために。
二匹のネズミは「スニッフ」と「スカリー」、単純な頭脳しかありませんがすぐれた本能があります。
二人の小人は、「ヘム」と「ホー」、賢く複雑なことも考えられる頭を使って幸せを探していました。

 

ある日、彼らは複雑な迷路の中でチーズが大量にある場所を発見します。

 

その日から「ヘム」と「ホー」はその近くに引っ越し、慢心します。これだけあれば安心だと。
毎日お腹いっぱいにチーズを食べ、ときには友達を連れてきて自慢します。
一方、「スニッフ」と「スカリー」は変わりません。毎日そこに通い、何か前日と変化がないか調べてから、チーズをかじります。

 

そして、ある朝チーズがなくなります。
そこからの行動がこの物語のポイントです。

 

「スニッフ」と「スカリー」は驚きませんでした。毎日少なくなっているのに気づいていたので、どうすべきか本能でわかっていました。
再び新しいチーズを探しに出かけました。

 

一方、「ヘム」と「ホー」は驚きます。チーズがないじゃないか!と。
二人は事態が信じられず落ち込みます。そして待てばいつかチーズが戻ってくると考えます。
しかしいくら待ってもチーズは戻ってきません。
そこで「ホー」は別の場所を探しにいくべきではないか、と考えます。しかし「ヘム」は反対します。探しにいっても見つかる保証がないじゃないか、と。
二人は毎日同じことを繰り返します。朝起きてその場所にいき、チーズを見つけられないまま、不安と失望をかかえて帰宅します。

 

そしてついに「ホー」は別の場所を探しにいくことを決心します。新しいチーズを見つけることを想像すると元気が出ます。
「ヘム」はそれに対して、「ホー」の言葉に耳を貸さず同じ場所に居続けました。
とはいえ進みだした「ホー」は、歩きだしたものの不安に襲われます。前と違って一人だし、これから見つかる保証もない。
しかし新しいチーズを想像し、それが明瞭になるほどまた元気が出ます。

 

葛藤を続けながらもなんとか前に進むことで、なんと新たなチーズが大量にある場所を発見します。
そして「ホー」は新たなチーズを楽しみながらこれまで学んだことを思い返します。

  • 自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うこと
  • 物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと。
  • 小さな変化に気づくこと、そうすれば大きな変化にうまく備えることができる。
  • 最大の障害は自分自身にあること、自分が変わらなければ状況は好転しない。
  • もっとも大事なことは、つねに新しいチーズはどこかにあるということ。

場面③ ディスカッション

最後は再びクラス会のメンバーでディスカッションする場面に戻ります。

 

この物語を聞いてどう感じたか?
自分は二匹のネズミ、二人の小人のうち誰に似ているか、自分ならどう行動したか?
今後の人生にどう活かしていくか?

 




まとめ

いかがだったでしょうか。

 

省略した部分が多いので実際の本ではもっと詳細に書かれていますが、短くてシンプルな内容で学びの多い物語だと思います。

 

個人的には、自分の状況をこの物語に置き換えて考えればモチベーションを高く維持して、効率的にレベルアップできると感じました。
例えば、上司に叱られたときもうるさいなと全く耳を貸さないのは、新しいチーズを探すのを諦めるということ。
逆に叱られたときに自分はここができてなかったのか、それを身に着けさらに成果を残すにはどうすべきだろうか、と考えることはまさに新しいチーズを探すということだと思います。

 

もちろん全ての状況に当てはまるわけではありませんが、そういった考え方は自分をコントロールする手段の一つだと感じました。

他にも読む人によって様々な学びがあると思いますので、ぜひ読んでみてください!

 

 

おまけ 個人的なアクションプラン

最後に自分のアクションプランを記載します。

  1. 自分にとってのチーズとは何か考える
  2. 常に新しいチーズを探そうとしているか自分に問いかける
  3. 状況が悪いときも、その状況を好転させるには自分を変えるしかないと認識して、行動する

 

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