『サーチインサイドユアセルフ』まとめ・書評・要約【グーグルで実践されている瞑想法】

 

 
仕事・私生活含めもっと生活を充実させるにはどうしたらいいのだろうか?

このような疑問を持っている方、多いのではないでしょうか?

本書は、人としての単なるレベルアップだけでなく人が幸せになる手段として「瞑想」を提案しています。

正直私は瞑想にスピリチュアルなイメージがあり、まさか瞑想が自分のレベルアップにつながるとは思いもよりませんでした。

本書は実際にGoogleで取り入れられている「サーチインサイドユアセルフ(SIY)」という瞑想プログラムを元に説明されているので科学的根拠がある内容になっています。

本書を全て説明すると、めちゃくちゃ長くなるので、瞑想が良い理由と具体的なトレーニング方法というポイントに絞って紹介します。

ただ様々な要素を理解することで瞑想が最大限効果を発揮する部分があると思いますので、それを踏まえて読んでください。

 


『サーチインサイドユアセルフ』のおすすめ度

読みやすいか? ★☆☆

→難しい単語や科学的根拠の説明が多いので、読みにくい部分も多いです。

 

実際に役に立つか? ★★☆

→実際にグーグルが実践している方法が記載されており、簡単なものもあるのですぐに実践できます。

 

では内容の解説に移ります!

 

本書の結論、瞑想は最高!

本書の結論を簡単に言うと、瞑想は最高だ!という感じです。

具体的に本書に記載されている瞑想の効果の例は以下になります。

  • 意のままに心を鎮める
  • 集中力と創造性が向上する
  • 心や情動のプロセスを知覚できるようになる
  • 自信がつく
  • 自分の理想の未来が見いだせる
  • 成功に必要な楽観と回復力を育む
  • 他人に愛してもらいやすくなる

 

では、その瞑想がなぜそこまで良いのかという理由とその具体的なトレーニング方法を説明します。

 

瞑想が最高な理由①瞑想が幸せの度合いを高めると科学的に証明されたから

そもそも世界一幸せな人ってどんな人だと思いますか?

実は科学的に幸せを測定する方法があります。

それは脳の左右の前頭前野の特定領域における活性度合いを測るというもの。左は喜びや熱意といったポジティブな情動。右はネガティブな情動。

そこで並外れた数値を叩き出したのが、マチウ・リカールという人物。

彼はフランス人のチベット僧で「世界一幸せな人」と呼ばれました。そして彼を含め、瞑想の達人の幸せの度合いが非常に高いことがわかりました。

つまり、瞑想は幸せの度合いを高める効果的な手段だということです。

 

 

瞑想が最高な理由②瞑想はEQ(心の知能指数)を高めるのにつながり、EQを高めると様々な良い効果があるから

※この部分はややこしいので、読むのが面倒という人は次に進んでください。(笑)

本書のタイトルにもなっている「サーチインサイドユアセルフ(SIY)」とは、EQ(心の知能指数)を高めるためにGoogleが実際に取り入れている瞑想プログラムです。

 

EQ(心の知能指数)は以下の5つに分類されるそうです。

  1. 自己認識:自分の内面の状態を知ること
  2. 自己管理:自分の内面の状態を管理すること
  3. モチベーション:目標達成を手助けする気持ちの傾向
  4. 共感:他人の気持ちを認識すること
  5. 社会的技能:他人から望ましい反応を引き出すこと

 

そして、そのEQ(心の知能指数)をGoogleはサーチインサイドユアセルフ(SIY)の3つのステップで高めようとしています。

  1. 注意力のトレーニング
  2. 自己認識と自制のトレーニング(自分)
  3. 役に立つ心の習慣の創出(他人)

 

ただこのあたりはややこしいので、今回はサーチインサイドユアセルフ(SIY)の中でも、一番基本となり全てのトレーニングにつながる、「注意力のトレーニング」を紹介します。

 

注意力を鍛える瞑想トレーニング「マインドフルネス瞑想」

この瞑想は全ての基本になります。

なぜまず注意力を鍛えるかというと、客観的な自己認識ができるようになり、EQの土台となるからです。

(ちなみにマインドフルネスとは、あるがままの心を意味します)

 

では具体的な内容です。

  1. 楽な姿勢で座る
  2. 次に自然に呼吸し、呼吸に全ての注意を向ける(鼻の穴か、お腹か、体全体か、自由に)
  3. 感覚や考えや音によって気が散っても、ただそれを認める
  4. そして、そっと注意を呼吸に戻す
  5. はじめのうちは2分間でOK(慣れてくれば増やす)
ポイントは、自転車をイメージ(最初は左や右に傾いてまっすぐ走れないが、練習すればそれが安定してきて走れるようになる。)

 

瞑想も最初は注意がそれて、戻っての繰り返し。段々安定してきて常に注意ができるようになる。(正確には注意を戻すのが速まる)

つまり、いつでもリラックスして、隙のない、集中した状態が作れるようになってくる。

 

本書のその他の内容

本書ではこの後、サーチインサイドユアセルフ(SIY)の2の自分のコントロール、3の他人のコントロールというステップにおける概念・効果・トレーニング方法の説明につながります。

正直私も全て理解したとは言えませんし、難しい内容も多いですが、それ以上に役に立つ内容となっています。

 

まとめ

では最後にまとめます。

瞑想は最高!なぜか?

瞑想が幸せにつながると科学的に証明されたから

具体的なトレーニング方法は?

ただ2分間自分の呼吸に集中するだけ!

 

以上のようになります。

いかがだったでしょうか。

紹介しきれない部分も多かったですが、瞑想について考えるきっかけになれば良いなと思います。

もっと知りたい方はぜひ本書を読んで、そこまでは無理という方も1日2分の瞑想からやってみてください!

 

おまけ 個人的な体験談

最後に実際に自分でやってみた感想を書きます。

自分はまだはじめて2週間ですが、心がスッキリしてきた気がします。

いやいや気のせいやろ!と思うかもしれませんが、確かに気のせいかもしれません。(笑)

 

ただそれ以外にも得るものが多かったから良かったかなと思います。

例えば、自分は心の基本設定状態が低かった、つまりあるがままの状態を幸せと感じられていなかったなとか。優れたリーダーの要因は80~100%が情動面での能力、つまり思いやりや愛情のあるリーダーが優れているとデータで証明されているのかとか。

全てを鵜吞みにするのは良くないですが、何も知らないのはもっと良くないと思いますので、これからも引き続き学んでいきたいと思います!

 

 

最新情報をチェックしよう!
>閲覧ありがとうございます!

閲覧ありがとうございます!

2020年5月からスタートさせたこのブログですが、現在で2021年現在で約100記事ほどあります。おすすめにあがってきていなくても面白い記事がありますので、ぜひチェックしてみてください!

CTR IMG