このようにお悩みの方、多いのではないでしょうか?
そんな方々におすすめなのがこの本です。
本記事では、そのポイントを紹介したいと思います。
『ゼロ秒思考』のおすすめ度
読みやすいか? ★★☆
→具体例を使いながら順序だてて説明されているので、わかりやすいです。スッと内容が入ってきます。
実際に役に立つか? ★★☆
→具体的な方法がしっかり記載されているので、すぐはじめられます。
では内容の解説に移ります!
ゼロ秒思考とは、思考の「質」と「スピード」の到達点
そもそも考えは、時間に比例して深まるとは限りません。
みなさんも長い時間かけて考えて結局最初の考えにたどり着くという経験はありませんか?
できる人というのは、高速で動き大きな成果を生みだします。
基本は即断即決です。
そのできる人とできない人の差は以下の2つだそうです。
- 訓練の欠如
- 生産性という概念の欠如
ただ注意してほしいのは、そもそもの情報が不足していれば最小限の情報収集が必要です。
では、その訓練方法を説明します。
ゼロ秒思考は、メモ書きで身につける
ゼロ秒思考のトレーニングは、メモに書くことで行います。
- A4用紙横書き(コピー用紙など)
- 1件1ページで1ページに4-6行、各行20-30文字
- 1ページを1分以内(スマホのストップウォッチではかる)
- 毎日10ページ書く
- どうすれば仕事のスピードを上げられるか?
- 来週の会議に向けた準備
- 課長になったらしたいこと
- 自分の強みは何か?どうやって強化するか?
- 自分は本当は何がしたいのか?
- 自分が本当に得意なことは何か?
- 自分がストレスなくやれることは何か?(それが向いている?)
- 将来のために今一番すべきことは?
- 彼(彼女)は何に関心があるのか?
- どうやったらもっとこちらを向いてくれるのか?
- もっとやさしい話し方をするにはどうすればいいのか?
- 今週の土日はどこに出かけるか?
メモ書きの効果
続いて上記のメモ書きの効果を説明します。
1.頭が整理される
実際やってみるとわかりますが、頭がすっきりします。なので真面目なこと以外にも、上司への愚痴やプライベートのことでもメモ書きしてみましょう。
2.自信が出てポジティブになる
頭にゆらゆら浮かんでいる不安が言語化することで明確化され、解消されます。そして本当にやるべきことが見えてきます。
3.成長できる
やるべきことが見えてくると、自分にとって必要なことの優先度がはっきりします。そして目標に向かって迷いなく行動できるようになり、目標への道を真っ直ぐ走れるようになります。
4.本当にやりたいこと、自分の目標がわかる
仕事を例にすると、本当に今の仕事が自分に合っているのかとか、今の仕事を続けていて良い将来が待っているのかとか漠然とした不安を抱えながら働いている人は多いと思います。その時点でいいのでそこを明確化することで自分が注力すべきことが明確化されますし、逆に今の仕事がやっぱり自分に合っていると再認識することができるかもしれません。
本書のその他の内容
本書では、その他にもメモ書きはノートやWordではダメな理由やこれを活用した企画の考え方やメモ書きの分類法などが書かれていますが、そこまで重要ではないと感じたため省きました。
まとめ
では最後にまとめます。
ゼロ秒思考とは
瞬時に現状を理解し課題を整理し解決策を考えどう動くか意思決定できるということ。
ゼロ秒思考を身につける、メモ書きの方法は
A4用紙横書きで、1件1ページ4-6行、1ページを1分以内、毎日10ページ書く
メモ書きの効果は
- 頭が整理される
- 自信が出てポジティブになる
- 成長できる
- 本当にやりたいこと、自分の目標がわかる
以上のようになります。
いかがだったでしょうか。
個人的には、有名な「メモの魔力」に似た部分もあると感じましたが、ゼロ秒思考という考え方、そしてそれを伸ばす方法というのは知っておいて損はないと思います。
ぜひ、みなさんも実践してみてください。