【社会人基礎力とは?】経済産業省が提唱した自己PRに使えるキーワード

 

 
社会人基礎力ってなんだろう?
就活に使えるのかな?

就活や転職活動をしているみなさん、どんな力が社会で求められているか、どんな力をアピールすべきか気になりませんか?

実は経済産業省がまとめた社会人基礎力という12の能力要素が存在します。

結論、その能力の中で応募する企業がどの要素を重視していて、どのようにその要素をアピールするか、ということが大事になってきます。

なので今回は社会人基礎力とは何か?具体的にどう活用するか?という点を説明します。

これを自己分析や自己PRに活用してください。

 

では、いきましょう!

 

経済産業省が提唱した「社会人基礎力」とは?

以下の図の通りですが、アクション・シンキング・チームワークの3つを中心とした12の能力のことを言います。

 

この社会人基礎力の良さは自分のエピソードであったり強みを端的に言語化できる点です。

私の強みは周りと上手く協力することです、と言うより私の強みは働きかけ力です、と言われた方が端的でわかりやすいです。

 

 

自己PR作成ステップ① 12の能力を点数化

では、社会人基礎力を用いた具体的な自己PR作成のステップを説明します。

まずこの12の能力要素に対して自分なりに10点満点で点数をつけてみましょう。

友達や家族に聞いてみるのも手だと思います。

 

ここでのポイントは、自分の得意不得意をまず認識することです。

そして単にチームで動くのが得意ではなく、どういった強みがあるからチームで動くのが得意か明確化しましょう。

例えば、「私は周りと上手く協力できます」ではなく、
「私は柔軟に意見の違いを理解できるため、周りと上手く協力できます」というようなイメージです。

 

 

自己PR作成ステップ② エピソードの検討

次に12の能力それぞれをアピールするならどんなエピソードがあるか考えてみましょう。

イメージとしては、その能力を自分の強みとして1~2分間で自己PRする場面を想像しましょう。
点数の高い能力ほど自分もしくは他人から見て強みなので、よりしっかり考えましょう。
また2つの能力を同時にアピールできるエピソードでも構いません。ただ3つとなると結局何が言いたいかわからないことが多いので2つに留めておきましょう。

例(私が就活のときに使ったエピソード)

私の強みは「主体性」です。
私は約2年間テレアポのバイトをしていました。内容としては各家庭にひたすら電話をかけ続け、光回線の案内をするというものです。
楽にお金を稼ぎたいという安易な動機で始めましたが、実際楽ではありませんでした。嫌みを言われることが多いですしほとんど契約につながりません。
しかしそういった中でも1日100件電話をかけ続けると、こう言えば上手くいったなとか、もう少しこう言えば良かったなというのが出てきます。
例えば、契約者の旦那さんがいないと最終的に契約できないであったり、実はポケットWi-Fiに不満があるというようなポイントです。
そういった学びをひたすらメモして次に活かしていくうちに半年で社内3位まで昇りつめ、1年たつころには上位の常連になることができました。
このように、ただ働くだけでなく自分なりになぜ?と問題意識を常に持って働くという姿勢はどのような仕事にも活かせると学びました。

 

 

 

自己PR作成ステップ③ エピソードの選択・強化

次に検討したエピソードから使えるものを選びましょう。

目安としては、点数を意識しながらアピールできる能力が3~6ぐらいになれば良いと思います。
ちなみに12の能力からエピソードの検討という流れではなく、自分の話しやすいエピソードから12の能力のどの部分がアピールできるか考えてもOKです。

 

例えば、話しやすいエピソードがサークル・バイト・ゼミの3つであればそれぞれに2つずつ合計6つの能力がアピールできればOKです。

 

そこからはエピソードの伝え方を強化しましょう。
ES上、つまり文字ではどのように書けば内容が上手く伝わるか、面接で話す際どのように話せばわかりやすく熱意を持って伝えられるか。
正直なところ、アピールする能力はみんな似たような内容なので、どこまでESと面接のレベルを上げられるかが勝負になります。




ステップ④企業に合わせてアピールポイントを変える

最終的に企業に応募する際には、その企業から求められている能力を認識し、そこをアピールしましょう。

もちろん直接こんな人を求めているとまで書かれていない場合も多いので、その場合はその企業のビジョンやミッション・企業理念・実際に働く社員から何が求められているか考えましょう。

 

例えば、その企業はチームワークを重視しており、その中でも大人しく話を聞く人よりどんどん意見を言う人が採用される傾向にあるなと感じれば伝えるべきは、発信力や働きかけ力や主体性かもしれません。

忘れてはいけないポイントとして、志望動機においても、この能力の部分は必ず一貫させてください。

自然と一貫してくるはずではありますが、「求められている能力が高い=その企業で結果を残せる人」というイメージです。

 

 

 

まとめ

では、最後にまとめます。

社会人基礎力とは?

アクション・シンキング・チームワークの3つを中心とした12の能力のこと

具体的な自己PR作成のステップは?

  1. 12の能力の点数化
  2. エピソードの検討
  3. エピソードの選択・強化
  4. 企業に合わせてアピールポイントを変える

 

以上になります。
いかがだったでしょうか。

 

企業に合わせて内容を変えるのは、邪道だと感じるかもしれませんが、受かってしまえば勝ちです。
また感触としては、相当レベルが高くなければ自然と自分の強みと求められている能力がマッチしている会社に受かりがちです。
なので、そういった企業ほど意識的に取り組むべきだと思います。

 

ぜひ参考にしてください!

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