『ビジョナリーカンパニー時代を超える生存の原則』要約・感想・書評

 

 
本当に良い会社ってどんな会社だろう?

みなさんは本当に良い会社とは、どんな会社だと思いますか?

本書は、世界で有数の会社を「ビジョナリーカンパニー」と定義し、それらを様々な角度から6年かけて徹底的に調べ、それ以外の会社と比較することで、成果を残し続けている理由を説明しています。

つまり、これを読めば

  • 経営者であれば、自分がどんな会社を作っていくべきか?
  • 会社員であれば、どんな会社を選ぶべきか?今いる会社をよりよくしていくにはどうすべきか?

ということがわかります。

特に大きな裁量権を持つ人ほど役立ちます。

 

では、「ビジョナリーカンパニー」とは何か?そうなるためには何が必要か?

ポイントを絞って説明します。

 


『ビジョナリーカンパニー』のおすすめ度

読みやすいか? ★☆☆

→多数の例が紹介されているので正直長いです。なので興味のある部分以外は飛ばしてもいいかもしれません。

実際に役に立つか? ★☆☆

→新入社員であればすぐにできることは少ないです。ただ起業したいと考えている人は必ず読むべきです。

 

 

では、内容の解説に移ります!

 

「ビジョナリーカンパニー」とは?

先見的で世界に大きなインパクトを与え続けている企業だそうです。

イメージは、銀や銅メダルではなく、金メダルをとる企業です。

具体的に本書で挙げられているのは、以下の企業です。(その他にもあります)

  • ウォルトディズニー
  • P&G
  • IBM

 

どうやって調査したか?

  1. まず有力企業CEOへのアンケート調査で企業をピックアップ
  2. その歴史や発展の経緯を調査
  3. その他の優良企業と徹底比較
  4. その上で、「ビジョナリーカンパニー」の共通点を探し出し、分析

以上の作業に6年かけており、本書内には詳細な調査方法が記載されていますが、今回は割愛します。

 

 

では、ここから調査結果からわかった「ビジョナリーカンパニー」の特徴及びそのためにどうすべきかという部分を説明します。

 

 

ポイント 時を告げるのではなく時計を作る

これはいつでも時間がわかるという特殊な能力ではなく、誰でも時間がわかる時計を生み出すことが大事だということ。

つまり、カリスマ的指導者ではなく、素晴らしい商品やサービスを生み出す組織としての会社が重要だということです。

その理由は、リーダーが引退すると衰退することが多く、時代を超えて成果を出し続けるには会社としての仕組みが重要だからです。

 

 

では、時代を超えて繁栄するためには何が重要なのでしょうか?

 

何より重要なのは、基本理念が強く徹底されていること

基本理念は企業の土台であり、「ビジョナリーカンパニー」はその他の企業に比べて基本理念への意識が強く、全ての社員が徹底しているそうです。

そしてその基本理念はどうあるべきかというと以下の項目が挙げられます。

  • 組織にとって非常に重要な考え方
  • 利益や目先の事情で曲げてはならない
  • 時代や環境が変化しても基本理念は不変

例)アメリカ合衆国であれば「自由と平等」

 

 

ただ基本理念を徹底したいるだけでは時代の変化に対応できません。

 

次に重要なのは、基本理念を維持しつつ、進歩を促すこと

基本理念をどれだけ大切にしても変化に対応できなければ、生き残ることはできません。

なので基本理念以外は全て変える覚悟で臨むべきだそうです。

※文化、戦略、戦術、計画、方針は基本理念ではない

 

ではここから、調査からわかったその具体的な方法を紹介します。

 

具体的方法①明確で大胆な目標の設定

誰もがぱっとわかる明確で大きな目標が必要だそうです。

もちろんそれは基本理念に沿ったものでなくてはなりません。

例)ソニー:低品質という海外での日本製品のイメージを変える(今でこそ日本製品は品質が良いイメージですが、昔はそうではななかったようです)

 

具体的方法②カルトのような文化

カルトと聞くと悪いイメージがあるかもしれませんが、これはそのレベルで基本理念を徹底するということです。

本書ではウォルトディズニーの例が事細かく記述されていますが、確かにディズニーは良く言えば魔法、悪く言えばカルトといった感じかもしれません。

大事なことは基本理念を維持する仕組みを作ることです。

 

具体的方法③いろいろのものを試して上手くいったものを残す

素晴らしい戦略と思えるものは、実は試行錯誤の結果であることが多いようです。

なので失敗は成功のために必要だと認識し、社員に必要なだけの自由を与えるということが大事です。

 

具体的方法④生え抜きの経営陣

これは中途採用がいけないという意味ではありません。生え抜きでやっていけるほど教育に力を入れており、制度が整っているということです。

特に忘れがちなのが経営幹部の育成体制まで整える必要があるそうです。

また著者は社外からの経営者は基本理念を崩す可能性があるとも述べています。

 

具体的方法⑤日々の改善の意識

明日どうすれば今日よりうまくやれるか、という日々の改善の意識が「ビジョナリーカンパニー」は非常に高いそうです。

つまり、そういった進歩を促す仕組みを作ることが重要です。

 

最後に重要なのは、全てが基本理念に一貫していること

社内の教育、戦略、戦術、計画など、細部に渡る部分まで基本理念に沿った内容であるということが重要だそうです。

そういった全ての基準となる基本理念を作り上げ、徹底することが必要です。

 

 

まとめ

では最後にまとめます。

最高の会社を作るためには?

経営者ではなく、組織としての仕組みが重要。

どんな仕組みか?

基本理念を強く徹底し、そして基本理念を維持しつつ進歩を促す仕組み。

具体的な最高の会社の共通の例は?

①明確で大胆な目標の設定

②カルトのような文化

③いろいろなのものを試して上手くいったものを残す

④生え抜きの経営陣

⑤日々の改善の意識

 

以上になります。

いかがだったでしょうか。

 

個人的には、正直基本理念という部分に意識が低く、恥ずかしながら自分の会社の基本理念すらぱっと言えない程でした。

ただ今後自分がステップアップしていくためには、チームをどう動かすかというのは必ず重要になってくるので、そういった意味でも勉強になりました。

 

おまけ 個人的なアクションプラン

最後に自分のアクションプランを記載します。

  1. 今の会社の基本理念をしっかり認識し、そのために何ができるか考える
  2. チームメンバーのこれから定められる目標が妥当か検討する(なんとなく例年通りで考えがち)
  3. 毎日、少しでも昨日の自分より今日の自分のレベルが上がるよう意識して取り組む

具体性がない部分が多いですが、今の会社の基本理念を認識するところから始めたいと思います。

みなさんもぜひ参考にしてください。

最新情報をチェックしよう!
>閲覧ありがとうございます!

閲覧ありがとうございます!

2020年5月からスタートさせたこのブログですが、現在で2021年現在で約100記事ほどあります。おすすめにあがってきていなくても面白い記事がありますので、ぜひチェックしてみてください!

CTR IMG