転職を考えているが、どうしたらいいのだろう?
このようにお悩みの方、多いのではないでしょうか。
そんな方々におすすめなのがこの本です!
この本を読めば、
- 転職に対する考え方
- 転職の方法
が具体的にわかります。
ちなみにビジネス系YouTuberで有名なマコなり社長もおすすめしている本です
では、ポイントを絞ってご紹介します。
『転職の思考法』おすすめ度
★★★ 読みやすいか?
→物語形式で書かれているので読みやすいです。
★★☆ 実際に役立つか?
→転職を考えている人は、必ず読んでおくべきです。いずれするかも程度の人にとっても役に立ちます。ただベンチャー企業への転職の話が少し多いので、そこに全く興味がない人は、その辺は飛ばして読んだ方がいいかもしれません。
『転職の思考法』まとめ・要約・ポイント解説
本書のポイントを要約すると、以下になります。
①転職をするなら、まず自分のマーケットバリューを知り、それを高められる会社に行け。そして、「やりたいこと」ではなくどんな「状態」でいられるかで会社を選べ。
②転職すべきか迷っているなら、今の会社で「マーケットバリュー」が高まるか?そして、自分は良い「状態」でいられているか?で判断。
では、マーケットバリューとは具体的にどういうことか、自分の良い「状態」とは?という部分をさらに深掘りします。
まず大事なのは自分のマーケットバリュー、つまり市場価値を図ること
本書では、マーケットバリューとは
という点を指し、まずは自分がどうなのかいうことを認識することが重要だと述べられています。
それぞれの語句の意味としては、以下のようになっており、特に「業界の生産性」が重要だそうです。その上で、それぞれを伸ばせる会社にいくべきということだそうです。
- 業界の生産性:平均一人当たりどれほどの価値を生み出しているか?(業界が伸びているかどうか)
- 人的資産:人脈(どんな人でも仲良くなれるような人)
- 技術資産:専門性と経験(職種に近い、例:法人営業、リーダー、印刷機器の業界経験)
確かにどの業界で働くかというところで給料は大きく変わりますし、これからの伸び率も業界によって違いますよね。
そしてさらに、どうやって伸びている業界を探すのか?その中のどの会社を選ぶべきか?という話が本書では続いていきます。
「やりたいこと」を探すのではなく、どんな「状態」でいられるかが大事
とはいえ、いくら業界が伸びているからといって、それがやりたいこととは限らないと思いませんか?
そこで本書では、そもそも人は以下の2種類のタイプしかいないと、そして99%の人はbeing型にあてはまり、「やりたいこと」より、「状態」が重要だと述べられています。
- to do型:何をするかで物事を考える、明確な夢を持っている
- being型:どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
そしてその「状態」とは以下の2つとなり、両方がしっかり備わっているとき良い「状態」と言えるそうです。
- 自分の状態:主人公が適切な強さか?(例、ゲームで例えると主人公が弱すぎても強すぎてもダメ、倒せそうで倒せないような環境で成長する)
- 環境の状態:緊張と緩和のバランスが適切か?(例、大事なプレゼンのために頑張って、終わればリラックスする、その繰り返し。緊張ばかりでも緩和ばかりでもダメ、適切かが大事)
あまり認めたくはありませんが、自分がやりたいことはこれだ!と胸を張って言える人は少ないのではないのでしょうか?
私もそのうちの一人です。
本書で言う通り、「状態」というところに見方を変えてみるのもアリかもしれませんね。
おまけ 自分の経験
私も今の会社にいるべきか迷っており、この本がとても良かったので紹介しました。
また、みんな「やりたいこと」を探しがちですが、本当に探すべきは自分が良い「状態」でいられるかという部分も新たな発見でした。
他にも転職に関連する様々な話が記載されていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。